小学6年生にもなると、さすがにサンタは自分の親であることを自覚しているようです。
しかし、時に、それを知らずに未だに「今年は〇〇が欲しいなぁ。。来てくれるかなぁ。。」とつぶやく子どももいて、
それを聞くと、こちらがほのぼのとした気持ちになり、未だに信じている、なんて純真な子どもなのだろうと、
まじまじとその子どもを見てしまうこともあります。ほんとに稀ではありますが、いるのですね。
中学受験生は、たいていは、クリスマスのプレゼントはなしで、合格したら何かを買ってもらうという子どもが多く、
その大半はiPhoneです。
合格を勝ち取り、私のもとへ報告に来たその足で携帯ショップにこれから行くのですということか、すでに携帯ショップで購入し、
さっそくLINE登録して、合格報告の最中に友人からどんどんLINEが送られてくるということもあります。
以前の生徒様で、「今年は、父さんがサンタは来ないから」と言われたという生徒様がおりました。
なんか、あからさまなのですが、現実的でもあり、なんとも返答のしようがなく、「そっか」と返した記憶があります。
つまり、小学生も高学年にもなると、身内のだれかがサンタと称して、何かプレゼントを買ってくれるのが当たり前になっていて、
トナカイに乗ったサンタはどこから来るの?という夢のような話は、省かれて、お父さん、お母さん、あるいは祖父母様から
何かを購入してもらえるイベントがクリスマスになっているということなのでしょう。
私が中学生の頃、家庭教師の先生がクリスチャンで、クリスマスイブに、教会に連れて行ってもらい、
なんだか聞いたことがある曲が演奏され、さらには、歌詞を知らない人の為の歌詞の紙も配られ、
あたりをキョロキョロしながら知っている曲は歌った記憶があります。
それ以降、何回か教会に行くことはありますが、私はクリスチャンではありません。
しかし、教会は、誰でもWELCOMEですし、その時にいくばくかの寄付の期待もあって、予約なしで入ることはできると思います。
(コロナ禍、個人情報の問題があるので、最近の状況は分かりません)
教会に行って、いいなと思えるのは、自分の気持ちと向き合える、何とも言えない神聖な空間を感じることです。
また、教会には、たいていステンドグラスの窓があったりしますので、そういうものを見るのもまた心が落ち着きます。
そこには、トナカイだのサンタさんはいなくて、イエス・キリスト様のお話が待っているだけですけれどね。
さて、そういうわけで、中学受験生のクリスマスは各ご家庭様それぞれでしょうが、たいていはサンタさんが来ないらしいというわけです。
サンタは来ないよ!