夏休みも折り返し地点に来たところでしょうか。
今年は、久しぶりにあちらこちらへと旅行されたり、お墓参りに行かれたりと行動制限がなくなった分、羽目をはずして怪我をしないようになどと老婆心ながら思ってしまうのです。
もちろん、色々な体験や経験を積む時期でもありますし、夏休みだからこそできることもあると思いますので、そこは、おもいっきり色々なことに挑戦してみてほしいとも思います。
皆さんにお話ししていることなのですが、朝勉強のお勧めです。
夏は特に、暖かいので、早起きの習慣を付けるにはもってこいです。
人間は朝起きてから、3時間後位にやっと活動が活発になるといわれています。
実際の受験は朝の9時スタートならば、朝6時には起きないと、最初の科目の時には、脳がまだ眠っている、準備中ということになりますね。
普段、小学校の近くに住んでいる生徒様の中には、ぎりぎりまで寝て、朝ご飯をさっと食べて学校に行くという生徒様もいるようです。だいたい、7時半過ぎに起きるというイメージでしょうか。
朝勉というのは、学校に行く前に、漢字練習と計算練習15分+15分の30分を終わらせることを一つの目標としてお話ししています。
通塾している生徒様などは、塾の宿題として、「今週の漢字」のようなものが出されています。
それを、夜、学校から帰宅してから練習するのではなく、朝少し早く起きて朝のうちに終わらせるということです。
学校の宿題は、大抵は学校から帰宅して30分もあれば終わる程度のものが大半です。
朝のうちに漢字練習、計算練習を終わらせておけば、学校から帰宅したあとに、漢字練習で時間を取らなくてすむということです。
生徒様にもよりますが、早い生徒で5時半ごろ目が覚めるとか6時ぐらいに目が覚めるといいます。そうしたら、朝ご飯まで、だらだら過ごすのではなく、漢字の練習、計算の練習をしましょうということをお勧めしています。
夏休みだから、いつもより、少し遅く起床する生徒様もいると思います。
それはそれで構わないので、朝起きたら、漢字の練習、計算の練習という習慣づけが、夏休みだからこそ、しやすいのです。
たまに、模試の直前に漢字練習を一気に練習し、それなりに合っているような場合、本当に漢字を覚えたかどうかは、判断できません。また、たまたまその時に、運よく合っただけかもしれません。
漢字練習は地道な努力で、正直練習した漢字が出題されるかどうかがわからないところが、どうしても、学習の後回しになるのはみな同じです。
また、漢字の練習も一度や二度で覚えられる漢字とそうでないものとに分かれます。
しかし、実際の模試の配点の大半が10問20点です。
この20点を漏れなく獲得するための、朝の漢字練習効果が効いてくるのは、もしかすれば、秋口以降かもしれません。つまり、遠回りに思っても、地道な練習は必ず正解をもたらします。
夏休みも半分が過ぎました。
まだ、朝勉強の習慣がない人は、ぜひ、この機会に挑戦してみてください。
長い夏休みだからこそ、できることです。
冬休みまで待てません。これが、模試対策の現実です。