6年生、5年生、4年生に申し上げたいこと!
初回の1回だけの授業で、お子様の「弱点」はすぐに分かります。
それは、その時に、瞬時に申し上げます。
後、お子様ご自身でできることは、わたしの方で整理整頓してお話しますので、自宅学習にして欲しいです。
わたしと一緒に学習することは、「考えること」が中心になります
「暗記すること」をわざわざ高い月謝を支払い、一緒に学習するのは能率が悪すぎます。
当教室では、「考えること」と少し掘り下げて、「どう考えたら、解答へ行きつくことが出来るのか」という「思考する手順」を中心に学習します。
よく大手塾で、国語は、「キーワード探し」といいますが、文中に「キーワード」が「書き抜き・抜き出し」のように書いてあることは少ないです。
筆者が言いたいことを「自分で簡略にまとめることが出来る力」を「キーワード」と言うと思います。
「記述問題」を得意になるには、まず、原因があるから結果があることを理解してください。
それに従って思考する能力をつけることです。記述は文章の出だしが命です。
中学受援の場合、小学6年生が受けるテストですから、「小論文書き」を要求されているわけではありません。
大抵、問題文中の言葉や文章の一部を使い、それを「自分の言葉でつなぎ合わせ」書いていく作業です。
この「自分の言葉でつなぎ合わせる」という段階で、どう書いてよいのかわからないお子様が多いです。
「接続詞」、「指示語」をまずは、使ってみましょう。
次に「文章中の言葉は同じ意味で他の言葉に置き換えて」みましょう。
最終的には、中学受験の「国語」というのは、「文章中の言葉を同じ意味の他の言葉に置き換える」という「作業」ができるかどうかが、上位校へ合格できるかどうかの「キーポイント」になります。
もちろん、それに対する「指導」はしております。
まず、今年度の感想から書いておきましょう。
年々、活字離れが進んでいるようです。ゲームなどネットの影響が大きいです。
以前のお子様より、知らない言葉が多すぎます。
沢山、言葉を覚えましょう。
言葉を覚えることで次のような効果があります。
問題文を読むのが早くなります。それは、事前に知っている言葉が多いことが原因です。一々、立ち止まって考えることなく読み切れるわけです。
人は思考する時、言葉で考えます。ですから、想像力が豊かになり、記述式の問題が得意になります。
日頃から読書習慣をつけたり、子供新聞を読んだり、語彙専用の本を購入したりして取り組みましょう。
次は、指示語と接続詞の意味さえきちんと把握していれば、大体の問題に対応できます。
新5年生、6年生が大手塾が始まる前に学習しておきたいこと(国語について)
大手塾の新学期スタートは2月からのところがほとんどです。
しかし何の準備もしないまま、大手塾の授業に参加しても、授業はどんどん進んでいき、授業についていけなくなります。
その結果、最悪の場合、転塾を余儀なくされることもあります。そうならないためにも、大手塾に行く前に最低限の準備をしておく必要があります
そこでこの記事では、大手塾が始まる前に学習しておきたいことについて説明します。
家庭学習の習慣
家庭学習の習慣をしっかりと身につけておくことはとても重要です。一般的に大手塾の宿題の量はかなり多いです。
漢字の学習だけでなく、ことばの知識や読解問題も宿題に出されます。
家庭学習の習慣がないと、その宿題の量に圧倒され、塾に行きたくないとなりかねません。
一方、時間は30分でもいいので、家庭学習の習慣がついていると、あとは量を増やすだけになります。
30分が1時間になるのはそれほど苦痛を感じないものです。こうした学習習慣を今の内から身につけておきましょう。
なかなか勉強したがらない子の場合、パズルなどでも良いので、毎日、30分椅子に座る習慣をつけるだけでも良いです。
この場合は内容をだんだん勉強の内容に置き換えていくことになります。
漢字・知識の定着
国語に関しては漢字・知識をしっかりと学習しておいた方が受験で有利になります。
特に漢字は学年の漢字があるので、覚えていない漢字があると、学年を戻って学習する必要があります。
6年生の漢字の勉強をしながら5年生の漢字も学習するのは大変です。漢字はしっかり勉強しておきましょう。
ただ漢字の勉強と言うと漢字を単に書く練習になってしまうお子様もいます。漢字練習の目的は漢字を覚えることで、漢字をノートに書くことではありません。
そのため、漢字練習をした後には必ず覚えたかどうかのテストをしましょう。保護者の方は何問か出題してあげてください。
ことばの知識に関しては4年生のことばの知識が5年生のことばの知識に含まれます。
そのため、4年生でたくさん覚えておけば、5年生は楽に勉強ができます。
最近ではドラえもんやちびまるこちゃんなど漫画で覚えることわざ・慣用句のテキストがあるので、そうしたものを活用してもよいでしょう。
なぜ、言葉、語彙を沢山覚える必要があるのでしょうか?
それは、言葉を沢山知っていると問題文を読む際に、問題文を読む速度が速くなります。
速読できるようになります。それは、すでに知っている言葉が書いてあるので、一々確認する作業が必要ではないからです。
さらに、記述式問題の時に、正確に早く書くことが出来ます。記述式問題は、簡単に言うと言葉の言い換えです。
言葉を沢山知っている方が、文章中の言葉を自分の言葉でつないだり、他の同じ意味の言葉に置き換えたりとうまくできます。
文章の読み方
最後に国語は読解問題が解けなければ意味がありません。
入試問題で出題される知識分野は多くても20%です。
読解で点数を取らなければ合格は遠いといえます。読解問題で点数を取ると考えた場合、問題を解くテクニックに走りがちですが、それは6年生になってからでも十分間に合います。
大切なのは文章をしっかりと読めるようになることです。
説明文や論説文であれば、「この文章の話題は何か」「筆者の最も言いたいことは何か」「各段落の中心文はどれか」の3つを理解することが重要です。
テキストに線を引くなどして、この3つがどの文か分かるように学習していきましょう。
物語文は「登場人物の気持ちとその変化」「場面とその変化」「時間の推移」を理解できる必要があります。
登場人物の気持ちは「できごと+気持ち」の形になっているので、どのできごとに対する気持ちなのか答えられる必要があります。
また場面は「時間」「場所」「人物」「できごと」で構成され、どれかひとつでも変化すれば場面が変わったことになります。どこで場面が変わったのか理解できるようにしましょう。
現在5年生の段階で、文章の要約ができるとベストです。
「説明文・論説文」は話題と筆者の主張をまとめられるようになりましょう。
物語文は登場人物の気持ちがのどのできごとでどのように変化したかまとめられるにしておきましょう。
まとめ
国語はすべての教科の基本となる能力です。問題を解くためのテクニックは最初から身につける必要はありません。
「指示語は傍線部の前を探そう」と言うと、前しか探さないお子様も出てきてしまいます。指示語の後に来る場合も例外ですがあります。
応用力と常に疑う心をもって授業に臨みましょう、
まずは漢字・知識を身につけ、文章をしっかりと読めるようになって下さい。
記述式問題が苦手なお子様が増えています。
記述式問題で大切なのは、まず、問題文を完全に理解することです。
筆者の論旨・主張をきちんと理解すること。
具体例に何が書かれてあったか理解すこと。
そういった記述式に解答するための材料集めや考える道筋を、お子様の現段階の学力に応じて丁寧に指導していきます。