「帰国子女について その1」
いよいよ23年度の中学
受験が始まりました。
えっ?
2月までまだ先じゃない、と思わられる方も多いと思いますが、帰国子女枠入試がすでに始まっています。
私見ですが、コロナ禍によって、海外生活をしていた家族やお子さまとお母様だけ先に帰国されている人が増えているのではないかと考えております。
そのため、帰国子女枠を意識していなかったご家庭様が、急遽その枠を使えることがわかり、受験してみようと考え受験されているご家庭様が増えているのではないでしょうか。
同時に、今年も新設校がいくつかあります。
元々は女子中高だったのを、男女共学にしたり、グローバル化を意識した新たな教育方針をアピールしたりで、当然そこには帰国子女枠があります。
そうなると、例えば昨年は偏差値40前後だったのが、いきなり化けるということになります。
ここで、慌てていけないのは、偏差値が高い=高得点とは限らないということです。 いわゆる人気度=競争率アップという構造が起き、当然点数の高い人は合格となりますが、そもそもの2月1日の天王山前のウォーミングアップの時期です。
歴史ある学校などは、2月1日、2日など通常の受験日に帰国子女枠をぶつけてきます。
結局は、受験が全て終わり、授業料納付も終わり、生徒数の確保ができてやっと受験が終わるのです。
年内の帰国子女枠だけで判断するのではなく、通常受験ができるなら、そちらも考慮して、受験日程を組むことが大切です。