みなさん、こんにちは。
そろそろ夏休みも終わり、新学期が始まっている所もあるようです。
東京都の場合は8月31日までが夏休みのようですが、あと数日です。
今日は、過去問解きをいつから始めるのが良いかということについて書いてみます。
すでに、志望校の過去問を解き始めている生徒様もおります。
夏休みが終わるこの時期に過去問へ着手すべき理由は、主に以下の3点に集約されます。
1. 志望校との「現在の距離」を正確に測るため
過去問を解く最大の目的は、合格点を取ることではなく
「敵(出題傾向や難易度)を知り、自分の弱点を炙り出すこと」です。
- ・出題形式の把握: 記述が多いのか、選択式が中心なのか
- ・時間配分の体感: 時間が足りないのか、余裕があるのか
- ・頻出単元の特定: どの分野が毎年出ているのか
この時期に一度打ちのめされることで、秋以降の勉強の優先順位が明確になります。
2. インプットから「アウトプット」へ切り替えるため
夏休みまでは基礎固め(インプット)が中心だったはずです。しかし、入試本番で点数を取るには、蓄えた知識をどう使うかという「実戦力(アウトプット)」が求められます。
- ・9月中: 週に1年分など、少ないペースで「傾向を掴む」
- ・10月以降: 苦手単元を補強しながら、並行して本格的に解き進める
3. 解き直しと対策の「時間を確保」するため
過去問は「解いて終わり」では意味がありません。
- ・間違えた問題を分析する
- ・類似問題を参考書や問題集で解き直す
- ・応用力をつける
このサイクルを1年分行うだけでも膨大な時間がかかります。11月や12月から慌てて始めると、解き直しの時間が足りずに消化不良を起こしてしまいます。
過去問解きは10年遡って3回回すというのが、ひと昔前の常識でした。
しかし、最近の事情は変わってきています。
新たな傾向として
1. 年数と回数の「新常識」
- 第一志望校:直近3年〜5年分を「2回」
- ・1回目(秋〜11月頃): 記述の量、問題のボリューム、時間配分の厳しさを肌で知るためのものです。当然、合格最低点には届きません。
- ・2回目(12月〜直前期): 間違えた単元を他塾のテキストや問題集で補強した後、本当に解けるようになったかを確認するために解きます。
- ・それ以上遡る場合(6年〜10年前)
- 理科の計算分野(天秤、浮力など)や、算数の特殊算など、「時代が変わっても出題傾向が変わらない単元」の補強として、塾の先生の指示のもとピンポイントでつまみ食いするのが効率的です。
- ・併願校:直近1年〜3年分を「1回」
- 傾向と問題の難易度の確認、および時間配分のシミュレーションだけで十分なケースがほとんどです。
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2. なぜ「10年・3回」が通用しなくなったのか?
- ・問題の「質」の変化
近年の中学受験は、開成や桜蔭などの最難関校に限らず、中堅校でも「初見の実験データを読み解かせる問題(理科)」や「対話文からヒントを見つける問題(算数・国語)」など、思考力・記述力を問う問題へシフトしています。10年前の「定型文や知識の暗記で解ける問題」をいくら回しても、今の中学受験には対応できません。 - ・答えを覚えてしまう弊害
小学生は大人以上に「答えの数字」や「記号の順番」を無意識に覚えてしまいます。3回目を解いて合格点を超えても、それは「実力がついた」のではなく「答えを覚えただけ」という錯覚(=過去問マニア)に陥りやすく、本番の初見問題で崩れてしまう原因になります。
- ・問題の「質」の変化

- 特に国語に関しては、上位校といわれる中学では難解な文章も出題されます。
- そこで、家庭学習でできないところは、プロにお任せいただきたいのです。
3. 中学受験特有の「過去問の進め方」のコツ
- ・プロの「丸付け・分析」が必須
小学生は自分自身で「なぜ間違えたのか(計算ミスか、時間が足りなかったか、知識不足か)」を分析できません。親御様や講師がノートを見て、失点原因を仕分けしてあげる必要があります。 - ・配点と今後の対応
中学受験の算数などは、満点を取らせない塾の模試のような構成になっている学校が多くあります。合格ライン(多くは6割〜7割)を超えるために、「どの問題を解き、どうすれば解けるようになるのか」の積み上げ力を過去問を通じて養うことが最重要です。
これらのことをぜひ、国語の頭脳教室で体験し、身に付けて、志望校合格に向けて取り組んで欲しいと考えております。
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。
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